ネックレスやブレスレットのチェーンが途中で切れたとき、ロー付けのお修理をします。
しかし、引輪やプレートの丸カンが外れた、という場合がよくあります。

 


上の写真の左側に付いてる小さい輪が『丸カン(まるかん)』です。
右側の大きい金具は、チェーンを留める金具で『引輪(ひきわ)』と言います。

 


左から、チェーン、丸カン、右側の板が『プレート』と言います。
丸カンはチェーンと引き輪、もしくはプレートを繋ぐための輪になります。

この丸カンというのは、上の写真のように最初から輪に切れ目が入っています。
チェーンを引っかけたりして力が加わった時、この切れ目が広がってわざとチェーンが外れやすくなるようになっています。

何故かと言うと、ネックレスやブレスレットは首や手首にかけているものなので、チェーンが引っかかったりすると、負担がかかり危ないからです。
だから力を逃がせて、丸カンからわざと外れるようにしてあります。

 


ですから上の写真のような場合、プレートに丸カンがついていれば、チェーンが丸カンから外れただけなので

 


丸カンの隙間を広げてチェーンを通し、

 


丸カンをスライドさせて、また隙間を埋めればよいのです。

丸カンがない場合でも、在庫で用意していますのですぐに付けられます。
この丸カンもK18で出来ています。

丸カン取り付け(1ヶ所)
・PT、K18、K18WG~1,000円+税より。
・SV~500円+税より

※喜平などの重たいチェーンは、大きくて太い丸カンを付けますので、1,500円や2,000円など値段が上がります。

何回も丸カンからチェーンが外れたり、チェーンが落ちて無くす不安のある方は、丸カンをロー付けする方法もあります。

 


写真の赤丸の部分がロー付けした部分です。
このように隙間をロー付けして完全に埋めてしまうので、多少引っかかっても簡単には外れません。

丸カンをロー付けする場合は、引き輪側・プレート側の両方ともロー付けをすることをお勧めします。

片側のみロー付けしても、引っかけて力が加わったときに、反対側のロー付けをしていない方の丸カンが外れるからです。

但し、チェーンに引っかかった力が首に加わりますので、ネックレスの取り扱いには充分にご注意下さい。

 

丸カン・ロー付け料金(1ヶ所)
・PT、K18、K18WG~1,800円+税より。
・SV~2,000円+税より。