バンド交換ですが、バンドの取り付け方にも色々なパターンがあります。
今回はその一つを紹介しましょう。
6時方向のピンはありますが、12時方向のピンが外れています。
ピンは失くされたとのことです。
6時方向を拡大してみましょう。
ほとんどの腕時計は『バネ棒』と呼ばれるピンで取り付けますが、これはマイナスのねじが見えています。(付いているバンドは、すでに新しいバンドです。)
この時計は、このようなピンをバンドに通して、反対側をネジで締めてバンドを留めます。
バンドを留めていきましょう。
先ほどのピンを時計の外側から通していきます。
反対側はこんな感じです。ここにネジを締めれば完成です。
ピンの在庫です。
ピンの幅をピッタリと合わせないといけないので、金色と銀色、幅を1mm単位で揃えています。
・・・抜けているところもありますので、在庫に無い色と幅でしたら取り寄せになります。
その場合は納期を1週間ほどみてください。
たまに、この外側のネジだけ外れて持ってこられる方がいらっしゃいます。
ネジだけでもありますので取り付けさせてもらいます。
はい、ネジを締めて完成です。
よく見るとネジの形が微妙に違うのですが、お客様の了承済みです。
この修理はピンを通してネジで締めるだけで簡単そうに見えますが、ネジを回す時に反対側をきっちり押さえておかないと、果てしなく一緒にぐるぐる回りネジがきちんと締まりません。
このネジを締めるのに色んなやり方があると思いますが、私はこれを使います。
この台はバンドのコマ調整に使う台ですが、ここにマイナスドライバーを下から通してしっかり固定します。
その上にピンをしっかり当てて反対側のネジをしっかり締めます。
このバンド交換の金額ですが、バンドを当店で買って頂いたので
バンド代+ピン代1つ1,000円となります。
今回は バンド代2,000円+ピン片側のみ1,000円+税でさせて頂きました。
ただし、バンドがお客様のお持ちの分でピンだけ付ける場合は、大変申し訳ありませんが取り付け料500円頂きますので、1つ1,500円とさせて頂きます。
※郵送でのお修理も受け付けています。
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