腕時計の針が外れた、針の取り付け修理です。
よく落としたりすると、衝撃で針が外れたりしますが、何もしてなくても何かの拍子に外れたりすることがあります。

 


こちらの時計は、短針が付いていますが、長針と秒針が外れています。
・・・その前にこの写真の人は誰でしょう?(笑)

 


拡大しました。
この真ん中の穴に長針、秒針をはめこんでいきます。

 


ものすごく簡単そうに見えますが、なかなかそうはいきません。
過程の写真を撮り忘れましたが、まず竜頭を抜いて機械を外します。

針の取り付けも、ただ単に付ければいいと言うわけにはいきません。
短針・長針・秒針を文字盤に対して全て平行に付けなければなりません。
そうしないと、針どうしが当たってしまい動かなくなります。

カレンダー付きの時計は、日付が変わるのに合わせて短針も長針も付けないといけません。
色々と確認しながら付けないといけないのです。

 


機械を戻して、竜頭を取付けて完成です。
針を取り付ける修理 2,000円+税でさせて頂きました。

写真が強すぎて、針の話が頭に入ってこないですかね(笑)
ちなみにこの写真の人、太宰治です。
お客様に『この人、芥川龍之介ですか?』って聞いてしまいました。

 

 
1枚め・左:太宰治
2枚め・右:芥川龍之介

・・・髪型が微妙に似てるだけでした(笑)
又吉直樹先生、ごめんなさい・・・。

 

針の取り付け修理について

・針の取り付け修理~2,000円より
納期は2~3日です。
ブランド品や、クロノグラフの小秒針などの取り付けは、お見積りです。
だいたい3,000円や5,000円になる場合があります。

・時計によっては、お断りする場合がございます。
特に価格が1万円以下の自動巻や、ブランドのコピー品などは中の機械の関係により、お断りする場合があります。

・取り付け修理後はノークレームでお願いします。
針の取り付け修理をした後に、時間が遅れる・止まった等がありましても、 当店としましてはあくまで針を付けただけですので、責任は取れません。

針が外れたということは、それだけの振動や衝撃があったと考えられます。
機械の調子までは責任は持てませんので、ご了承下さい。

・再び外れる可能性があります。
針のパイプが割れている場合があります。
その時は、はめ込んでもまた外れる可能性があります。
針自体を交換しないといけない時もあります。