最近は腕時計もソーラー時計、ソーラー電波時計が増えてきました。
よく通販や宣伝広告でも『電池交換不要!!』と書いてありますが、本当に
電池交換は不要なのでしょうか?厳密に言うと、電池交換は必要です。


※ソーラー時計のムーブ。電池が入っています。

そもそも、ソーラー時計やソーラー電波時計にも電池は入っています。
ただ、通常のクオーツ時計と少し種類や働きが違います。

ソーラー時計は、文字盤にソーラーセルを配し、そこから集めた光エネルギーを電気エネルギーに変換して時計を動かしています。

その電気エネルギーを蓄えるための電池が入っています。

この電池を『二次電池』と言います。(充電池、蓄電池といった呼び方もあります)

実はこの二次電池にも寿命があります。メーカーや使い方によっても様々ですが、 だいたい5~8年くらいでしょうか。

二次電池が弱ると充電がフルに出来ないので、光を当てないとすぐに止まって しまいます。(通常は充電が満タンだと、何ヶ月かは光に当てなくても動きます)

完全に二次電池がダメになると、いくら光を当ててもエネルギーが蓄えられないので動かなくなります。

針式(アナログ)の時計でしたら、2秒運針という充電不足を知らせる機能が付いているのもあります。これは、秒針が1秒間に2目盛り進んで1秒止まる、という動きです。

写真では説明できないので、とにかく秒針がおかしな動きをしてたら充電不足で このままだともうすぐ止まりますよ、ということです。

当店では、この二次電池の交換もしていますので、充電が出来ない、という方は ぜひお持ち下さい。
※郵送でのお修理も承っております。
二次電池の交換について 二次電池交換の問い合わせ・注意事項

ソーラー時計と気付かずに、充電切れで止まっているのを電池が切れたと思って、電池交換に来られる方がいらっしゃいます。頂き物やカタログで選んだものとかだと、ソーラー時計と気付かないものです。
だいたいは、ソーラー時計であることを表示しています。

  
シチズンはEco-Drive、カシオはTOUGH SOLAR(タフ・ソーラー)、セイコーはシンプルにSOLARと表示されています。


※他にもSOLAR ENERGYなどの表示があります

これらの表示があると、ソーラーで動く時計ですので、しっかりと光に当てておきましょう。